れーこの叫び                 

れーこ・じゅんじを手伝う




先日・住んでいる街で
タワー祭りという催し物があった
ので、フリーマーケット会場にて
似顔絵コーナーとなるものを
(もちろん、描くのはじゅんじさんだが)
れーこがじゅんじさんに持ち込み企画をして
出してみた
実験的要素が あった企画なので
まったく 結果は読めないのだが
まあ宣伝効果もかねているとふんだのだよ


心配していた天気は上々
やはり私は晴れ女
机やいすを会場近くの某所からほとんど借りたので
自転車しかないわが家でも
楽に設営できた
人々に感謝
ヽ(^。^)ノ

ただ誤算だったのが風
ビル街なので普通のとこでのそよ風が大風になり
吹き荒れるのだ
サンプルの有名人の似顔絵をつるしておくが
ことごとく吹き飛ばされ 回収に走る
紙を抑える、ああああ、椅子が倒れる

フッと見ると、じゅんじさんがテンションが下がっている

いらいらしているのが よくわかる
わかりやすい顔
(^_^;)だなあ
『まったく 風のことを考えていないのかよ』、といいたげだ
(もっとも、そういうと 否定するが、実にそういう風に顔に書いてある)
自然現象にいらいらしても しょうがないじゃないか
でもまあ、そういう八あたりでもしなきゃ、やってられないぜの状況だった
心の広い私は 笑って(ひきつり笑いでも)許そう

会場の責任者、関係者が挨拶に来てくださる
手続きや問い合わせをしたのはわたしなので
皆さんわたしと話して行かれる
といっても 大した話ではないし
「よろしくお願いします」くらいはじゅんじさんにも言うので
私もすることがあるので
私だけ話しても気にもしなかったのだが・・・


商店街の人と話した後
「今の人だれ」
「Yさんだよ,T堂の」
「なんだ、じゃああなたが紹介してくれればいいのに
 俺初対面だよ」

Yさんは小学校の役員もやっていたので
会話のなかで登場することもあり
まんざら知らない名前でもないが
そんなに知り合いになりたいとはしらなんだ
が・紹介を当然私がすべきで、しなかったのが
すごく非常識だみたいな言いようにとてもムッと来て

「あなたと誰と誰が初対面かどうか 知らないし
やることが目の前にあるのに、そんなこと考える余裕もない!」

大体 なんで私がじゅんじさんの人間関係まで把握しているのだ
自分の人間関係だって どんどん忘れていく私が
他人の(世間では夫と呼ぶが)人間関係まで世話を焼けれるわけがない
日ごろ 普通の人とは違うよねとか
異端児と せせら笑う癖に
(そういうつもりはないと弁明するがそうとしか取れない)
そういうときは 人並みを求めるのかじゅんじ
甘いぞ じゅんじ
私の記憶力のなさを考えれば それは期待できないことは知れるはず
夫婦は一心同体ではなく一心異体でもなく 
異心異体であることを 早く悟ろう
まあ、きっかけがあったほうが すんなり話せるけどね
そんな 気の回る人間かどうか 18年かかってもワカンないのか
まだ 夢をみるのか じゅんじ

それに あんたは妙に人非社交的で人付き合いを
面倒くさがるところがあるじゃないか
こちらが もっと話せばいいのにと 思うところでも
話さずに 「話すことも なにもないから」と言いやがるではないの
話したかったら 自分でドンと行け
「どーーーんとこーーーーい」だ、上田次郎だ
あ、torick早く行こう
でも、そうゆうと 
「できる人ができることをすればいい」とゆうのだよなあ
だから、私だってできるわけじゃなく 
不慣れなものをしなきゃいけないからしてるんだって!!
誰かがしてくれるんだったら しないよ

当然のように険悪なムード
あああ、スタートからこれでいいのか

10時スタートだが、場所が奥まったところにあるから
あまり人が流れない

それでまたテンションが下がっているじゅんじさん

まあ文句を面とは言わないが 態度にでるんだよね
でも 場所は相談したぞ、そうしたぞ
その時は何も考えてなかったのだね、きっと

主催者の人が気を使って 入口近くのスペースを空けてくださった
ありがたや、ありがたや
急いでそちらに移る
風も収まってきたようだ

そのころから、客がつき出し
そうすると 休む間もなく4時までのハード操業
嬉しい悲鳴でありました


確かに冷静に見てみれば
じゅんじさんは 1度お客の顔を見て
すぐ書き始めて そっくりに描く
絵具で色をつけ 5分くらいで仕上げる
掛けないものにとってはまるで魔法である

お客は 感嘆し息をつめ、
あるいは親子やカップルならば嬉しそうに 
話し始める

ああ、今この人たちは絵でもって幸せになっているなあ
と、じっくり確認した日でありました
今更ながら それをしているのがダンナであるという
不思議をも 確認したのでありました


「すごいねえ」とお客
「そうですねえ、家ではほめたことないんですけどね」
と言うと 皆さん必ず失笑する
哀れなじゅんじを 想像するのであろう
「それでも 私もかけないから すごいと思いますよ
 まるで魔法ですよね」
そうそうと、うなずくお客であった

嬉しいことに怒涛のように客が来るので
休憩もできず 
も一つある学生がしているという
似顔絵コーナーの敵情視察に
行こうと思ったけどいけなかった


はっと気付くと閉店の4時
でもまだ客はいて、結局4時半くらいまでかかり
じゅんじは描いた描いた馬車馬のように
チョーーーーー特価なのでそうたいしたお金ではないが
経費がほとんどかからないのが おいしいところ
紙とペンがあればよいのだから
ただ、じゅんじさんの体力のみである
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

抜け殻のようになったじゅんじであるが
充実した日であった
あっと 気づくと 今日は母の日じゃないか
しかしながら 今日の主役はじゅんじかな




「御苦労さまだったねえ」「すごいよねえ」「魔法だよネエ」
と、めずらしくねぎらいのことばを言う私


しかし、知らない人を紹介するしないの件で
論争は再燃し、
「自分で『ど~~も~~~』っていやあいいじゃない、
ど~~~んとこ~~~い」と、いったら
「そういうなら、これからそうするしかないから そうするよ!!!」
と、言われてしまった
「できる人が・・・・・・・・・・」と、
言われるのも 気に障るけど これもこれでなあ

いいや、それで自分から話す気になれば 進歩か
ほっておこう


と、まあ 
じゅんじさんは 自分から 
あれやこれや 話すことが苦手なのですが
でも、話したいみたいです
見かけたら 気軽に話しかけてやってください
害はありません




追記  今 ボヤキをアップしたら冒頭に
    「ヨメさんの愚痴ばっか描いて
    ケツの穴の小さい奴と思われたくないもんで」
    と、いうくだりをみて 一言


    
だからあ、そういうこと思うこと自体が
    ケツの穴の小さい奴じゃないんか、じゅんじ






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