れーこの叫び
ボヤキと叫びのバックナンバーから
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結婚記念日

実は今日は結婚記念日なのだ
5×2=10という覚えやすい5月10日で忘れるこたあない
こたあないが、ここ数年じとっと冷や汗なのか脂汗なのかかきかきこの日を迎える

このHPをよんでいるムスメの友達からは
「じゅんじとれーこ、わかれるんじゃないのおお~~」と
心配される私たちだがおかげさまで続いている
一応、お祝いの体裁はとる
体裁はとるということはお祝い体制なのだが
そのめでたいはずの記念日に
「私が奥さんじゃない方がいいんじゃあないかなあ」と
不穏な事をふつふつとおもってしまう自分がいる

大体じゅんじさんは漫画家なのだから
ほんとうはじゅんじさんのまんがのファンの人と結婚すれば
あなたの漫画はそりゃあ素晴らしいのよと言い続けられるだろう
あいにく私は漫画は大好きだけど
じゅんじさんの漫画は結婚するまで知らなかった
そして、おもしろいものはオモシロいが
全て面白いわけではないと判断を下す、シビアな女

そもそも面白いと思う基準がそれぞれ違う


嘘もおべっかもいえない正直者のレーコは
じゅんじの仕事のことで褒められない
ちょっとはそれは情けないなあと思うが良いと思わなければ言えないしなあ
これがファンの人なら言えるのかなと思う

ムスメにこんなに違うのに何で結婚したのと言われるが
縁があったのとしか言いようのない
違うけど違う部分を不可侵条約でくらしてきたというか
けして理解はしないで横目で様子見する感じ
プラスじゅんじさんは少しこちらを小馬鹿にする感じ
でもこれはこのごろムスメに糾弾されて、必死で否定している
男としてのポーズかいなあ



暮らす同居人としては私は最適
向こうはストレス抱え最悪かもしれない
不可侵は不可侵だけど
じゅんじさんは自分の思ったとおりに事が運ばないと
結構なストレスを抱えるから



それでも今日話し合ったのは子どもの事
子はかすがいと言うがそうだとしみじみ思う
こども二人がいることでどれだけ救われているか


結婚したばかりのころの魔法が解けた時
世の奥様方はどうしているのだろうか
世のだんなさま方はどうしているのだろうか


かといって、毎日険悪だとか
ケンカばっかして言うわけではない
バカな話は日々するし
お互いの日常も話すし
長年のレーコ方式家事を貫いた結果
ほとんどの家事に協力するようになったし
良い旦那と言えばよいダンナなのだ
しかし
このごろ愚痴はムスメにいいがちだし
何でも言える親友とも化していない
共通の趣味はあるようでない


そんなものよね夫婦ってと言うにはまだまだ修行が足りぬ私は
記念日になるたびに自己嫌悪が募るこのごろの結婚記念日である



いっそ記念日ごとに結婚継続希望かどうかの確認日にしたら新鮮だろうか
その時私は継続にするのかしないのか
ダンナは継続にするのかしないのか


お互い怖い日になるなあ
つるかめつるかめ


今は亡き芳雄ちゃん(原田芳雄氏)は遺作大鹿村騒動記で
「恨みも仇も、これまでこれまで」のセリフがいいたかったそうな
浮気して戻ってきた老いている妻に言うセリフなんだけれど
そんなセリフを私はいうことができるかしらん

まだまだレーコは人間小せえ小せえ


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