れーこの叫び
ボヤキと叫びのバックナンバーから
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恒例のおしょろい様

8月はお盆がある
ご先祖様が帰ってくる月だ



ああ、心配しなくていいです
変な宗教には無縁です
リアリストです
が、伝統行事には敏感なレーコなのである
無視もできず、また兄が独身でそんなことには無頓着だという事もある
ここで私がしなかったら、誰もしないだろうことは明白
ああ、もう、と実家のおしょろい様を
毎年毎年嫁にいった私が仕切っているのである

おしょろい様はたぶん「御精霊様」と書くと思う
おばあちゃんが言っていた言葉だから、名古屋の方言なんだろう
お盆で帰ってくるご先祖様たちおよびその行事をいう
迎え火から送り火までの行事だ
家は曹洞宗なので、お膳をその霊位ごとにお供えし、お線香をあげ、終わったら下げていただく
もちろん、精進料理である
なるべく私が食べやすいようにするが、5霊体つまり5膳の物を一人で消費は苦しい
でも捨てられない
罰が当たるもん

当主の兄は知らんぷり、自分は関係ないような感じで、
食べるように言いつけると、何でこんな事をやるんだという顔をする
もうしなくていいんじゃないかとも言う
当事者から言われると何とも、何で私がこんなに必死になるんだろうと思い
やめようかとも思うが、なんかめんどくさいで止めたらいけないような気がするのだ
妹も無理しなくていいよという
いや、無理とかじゃなくて、これはそうするものだろう

3兄妹、誰も病気とか動けないとか、認知とか、入院とか
どーーーーーーーーーーしようもない理由があれば、ご先祖も納得するでしょうよ
でも、自分のスケジュールとか、都合とか、お金とかで無理かどうかを考えるべきではない
できる範囲の最大限をする、内容を省略しない
それでいいかどうかは、ご先祖が決めることだ




なぜ、割り切れない私・・・・・・・・・・







小さい時からその行事を見てきたからなのか、ホントに帰ってきている気がするし
そうすると止めたら家の前で霊体がウロウロすることとなる




リアリストだけどそこは割り切れないレーコなのだ
割り切れる兄や妹が不思議で仕方がない
自分では自分が死んだら無になると思うし、何も残らないと思う
残された人がいなくなった人への思いがあるうちはなにかしていないと落ち着かないのだよね
兄に子どもはいないし、妹にもいない
つまりは家の子どもたちだけがうちの実家の血を継ぐ
そう思うと余計にプレッシャーを感じる

どうするのか、仏壇、お墓、問題山積み





まあ、そんなこんなで実家でご先祖様孝行をしたお盆でした
今回ムスメがヒマだったので連れて行き、手伝わせた
そして激辛の名古屋名物、台湾ラーメンを並んで食べて、久々にヒーハーしたのであった
その間、じゅんじはせっせと所沢で仕事をしていたのであった